ストレスと白血球

ストレスで体調が悪くなる。ストレスは病気の原因になる・・・・ってよく聞きますよね。
悩み、心配などの精神的ストレスや、長時間労働や職場環境などによる肉体的ストレス。
様々なストレスの中で私たちは暮らしています。
ウイルスや細菌に感染したとか、交通事故でけがをしたとか・・・
そういう原因がはっきりしている場合は、基本的に短時間で症状は現れますよね。
でもストレスが原因の場合はちょっと違います。
ゆっくり少しずつ溜まっていき、溢れ出たときに病気として体に症状が現れます。
だから最初のころは病院に行っても、「身体はどこも異常ないですよ」って言われたりします。
一時的に胃薬や精神安定剤を処方されても、やっぱい辛い症状はぶり返します。
でも大丈夫です。
ストレスでなぜ病気になるのかが分かると、ちょっとした対応策も分かりますよ。
ストレスでまず一番に影響を受けるのは自律神経です。
昼間、お仕事してるときや人間関係で気を使っているときは「交感神経」がビンビン働いています。
夜、寝てる時、ゆったりくつろいでいる時は「副交感神経」が優位になっています。
この「自律神経」、私たちの身体を守る「白血球」との間にも、とても密接な関係があるんです。
私たちの身体を巡る血液。その中でウィルスや細菌から守っているのが「白血球」です。
この「白血球」には「顆粒球」と「リンパ球」があります。(大まかに言うとですが・・・・)
「顆粒球」は、食中毒をおこしたりする細菌などを攻撃します。
「リンパ球」は、細菌よりももっと小さいウィルスやがん細胞などを攻撃します。
実はこの「顆粒球」と「リンパ球」、自律神経とめちゃくちゃ関係してるんです。
交感神経が活発 → 「顆粒球」が増える → 増えすぎると → 胃潰瘍や大腸炎になる。
副交感神経が活発 → 「リンパ球」が増える → 増えすぎると → アレルギーになる。
関係をまとめるとこんな感じです。
昼間のストレスが強すぎると胃潰瘍や大腸炎など自分の細胞まで壊しちゃうんです。
で、反対に体を休めなきゃってダラダラして運動不足になると、いろんなアレルギー症状が出ちゃったりします。
仕事やりすぎたなって感じたら、ちゃんと身体を休める。
でも休めばすべてOKではなく、ほどほどに体を動かして適度なストレスは与える。
ストレスを悪者扱いしないで、バランスよく取り入れて生活するのが秘訣なんです。
「体を休める」ことや、「精神(頭)を休める」ことの大切さを自覚している方は多いのですが
ほどほどのストレスは身体に必要ということの大切さを忘れている方が多いかなって感じます。
ストレスと休養、どちらかに偏り過ぎると、どちらにしても体調が悪くなる原因となります。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですね。
現代社会は過剰なストレスが原因で、「交感神経」が優位になってバランスを崩す人が多いのは事実です。
根本的な解決法は、精神にしても肉体にしても
溜まっていくストレス自体を減らしていく方向に進まないと無理ですよね。
でも先ずは、「交感神経」が優位だなって感じたら、積極的に「副交感神経」を活発化させる。
「副交感神経」が優位だなって感じたら、積極的に「交感神経」を活発化させる。
という感じでやってみるのもありですよ。
「交感神経を活発化させる方法」で一番簡単なのが、息を素早く吸ったり吐いたりする方法です。
ここ一番頭をシャキッとさせたいって時はやってみてください。
「副交感神経を活発化させる不法」・・・こっちが必要って人が多いでしょうね。
こちらもたくさんあります。
朝の日を浴びるとか、ゆったりした気持ちでお風呂に浸かるとかいろいろありますが
中でも効果的なのが腹式呼吸と瞑想です。
腹式呼吸と瞑想については過去の記事にも何度か書いていますが
時間があったらまた簡単なやり方を書きますね。
みんなみんな幸せになりますように。
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