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「捨てる」ことも必要ですね

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訪問先の庭先に鮮やかな黄色の山吹の花が風に揺れていました。


お邪魔すると、玄関先に山のように家具やら古い雑貨が置かれています。

「不要な物を思い切って片づけようと思いまして」そうおっしゃいます。


どうして急にそういう風に思われたのですか。という質問に話を始められました。


その方は10人兄弟の末っ子で、現在68歳になられます。

戦後の貧しい環境を経験していらっしゃいますので、とても堅実な生き方をされている方です。

ご主人が他界された今も、誰にも迷惑かけずに今後も生きてゆけるように計画されています。


しかし、同じ両親から生まれて、同じ環境で育った兄弟10人、皆が堅実な生き方をしているとは言えません。

中には、結局好き勝手して自分の子供からも愛想を尽かされた人もおり、そんな85歳になるお姉さんの面倒もその方はみられています。

地区の民生員もされていて、本当に自分のことより人のことを考えられる方です。

お姉さんのことも、兄弟だから世話をするのがあたりまえだと思ってやってこられました。

しかし、元来わがままなお姉さんですので、世話をしてもらっているのに感謝するどころか、お姉さん自身は世話をしてもらうのが当たり前のように、わがままはどんどんエスカレートしてゆく。

さすがに疲労困憊して、鬱状態に陥り、体調も崩れだしたそうです。


そんな折、ふらっと立ち寄ったお寺で聞いた説法の中に

「背負うのも自分。捨てるのも自分」という言葉があったそうです。



お釈迦様は毎日毎日、色々な方々の悩みや相談に答えていらっしゃいました。

皆が皆、理解して感謝する人ばかりではなく、中には文句を言う人もいました。

ある日、弟子の一人がこう申しました。

「私は、感謝されたら嬉しいですが、こちらが一生懸命対応するのに、それに対してひどい言葉を浴びせられると、心が暗くなります。どうしたらよいのでしょうか」

それに対してお釈迦様は

「様々な方々が私のことろに来て、色々なお土産を置いて帰られます。

そのお土産とは、嬉しい感謝の気持ちであったり、意地悪な思いであったりします。

私はお会いする方々がどのような方であろうと全て受け入れます。

しかし、その方々が置いてゆかれた「お土産」は、私が頂こうと思うものは頂きますが、要らないと思うものは捨ておきます。

何でもかんでも「頂かなければいけない」と考えて受け取る必要はありません。

受け取らなければ、影響を受けて心が暗くなることはありません。

捨てることも大切ですよ。」


そうおっしゃられたそうです。


その言葉に「気が付かれた」そうです。

そうか、自分は「兄弟だから世話をしなければいけない」と自分で思いこんでいた。

そして必要以上に手をかけていた。

確かに私以外に世話を焼いてくれる人はいないかもしれない、でも私が必ず世話しなければならない理由はない。

お姉さんの人生はお姉さんが選んだ結果。

私の人生は私のもの。誰かの「犠牲」になる必要はない。

そうだ。捨ててもいいんだ。


誰に強制されたわけでもなく、自分で荷物を背負っていたことにその時気付いた。

今まで、捨てるという選択があることを考えもしなかった。


そう思うと身体が軽くなり、今まで真っ暗だった眼の前が明るくなったような気がした。

その上で、今は我儘かもしれないが、思い起こしたら結構子供の頃は可愛がってもらった。いつでも手放せるのなら、出来る間は見てあげよう。そう思えるようになったそうです。


欲しいと思う荷物は軽いが、要らないと思う荷物はずっしり重く感じるものですよね。


「背負うのも自分。捨てるのも自分。」

その気づきによって、全く現状は変わらないのに心が明るくなり、体調も元に戻ったそうです。

そして、「捨てる」ということの大切さが分かり、今度は家の中の物も捨てようと思い立たれたそうです。


思い切って物を捨てると、なんだか気持ちまですっきりしますよ。そうおっしゃっていました。


お話をうかがって、私も幸せな気持ちになりました。ちょっと長くなりましたが、皆さんにもおすそわけ。



今日も出会いに感謝。


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プロフィール

YUMI

Author:YUMI
熊本を拠点に活動している
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